2025
07.16
ふるさと納税のポイント付与廃止はいつから?楽天ふるさと納税などの動きと上手な活用法

ふるさと納税のポイント付与廃止はいつから?楽天ふるさと納税などの動きと上手な活用法

ガイド

ふるさと納税をする際に、寄附をするともらえる「ポイント」は魅力の一つでした。特に楽天ふるさと納税などのポータルサイトでは、付与されたポイントを他の買い物に使えるため、家計の節約や日常の買い物に活用していた方も多いでしょう。

しかし、総務省の制度見直しにより、ふるさと納税の寄附時にはこれらのポイントが付与されなくなることが決まりました。

そこでこの記事では、この制度の具体的な変更内容と実施時期、制度変更後のふるさと納税サイトの活用法を解説します。今後もふるさと納税の制度をより有意義かつお得に活用するために、ぜひ参考にしてください。

ふるさと納税のポイント付与廃止とは?

ふるさと納税のポイント付与廃止とは?

楽天ふるさと納税やふるなびなど一部のポータルサイトでは、「楽天ポイント」や「ふるなびコイン」などのポイントが、寄附金額に応じて付与されます。

しかし、総務省のルール変更により、今後はふるさと納税で寄附をしても「楽天ポイント」や「ふるなびコイン」などがもらえなくなることが決まりました。

ポイント付与廃止はいつから?

ふるさと納税のポイント付与は、2025年10月1日から廃止されます。そのため、寄附をしてポイントを貯めたい場合は、2025年9月30日までに獲得しておく必要があります。

ポイント付与廃止の内容は?

2025年10月1日から付与されなくなるポイントと、今後も継続して付与されるポイントを整理しておきましょう。

ポイント内容
10月1日から付与されなくなるポイント・寄附金額に応じて付与される、ポータルサイトのポイント(「楽天ポイント」や「ふるなびコイン」など)
・ポータルサイトのキャンペーンによって付与されるポイント
10月1日以降も付与されるポイント・クレジットカード決済によって獲得できるクレジットカード会社のポイント

ふるさと納税のポイント付与廃止で何が変わる?

2025年10月1日以降、寄附によるポイント付与がなくなると、何がどのように変わるのでしょうか。考えられる今後の変化を整理してみます。

ふるさと納税のお得度が大きく下がる

これまでは、ポータルサイトで寄附をすると、返礼品がもらえるだけでなくポータルサイトのポイントも付与されてきました。

<例>
楽天ふるさと納税で寄附をすると、次のようなポイントが付与されます。

  • 楽天の通常ポイント
  • 利用状況に応じたSPUポイント
  • 楽天スーパーセールなどのキャンペーンポイント

これらを合計すると、多いときで寄附金額の30%以上のポイントが付与されます。たとえば5万円の寄附をすると、15,000ポイント以上になるため、このポイントにメリットを感じて楽天ふるさと納税を利用してきた方も多いでしょう。

しかし、今後はそのポイントがもらえなくなるため、お得度が大きく下がると考えられています。

寄附をするサイトを選ぶ基準が変わる

ポータルサイトのポイントが付与されなくなることで、今後は寄附をするサイトを選ぶ基準が変わることが予想されます。

今後、ふるさと納税を行う際は、以下のような基準を参考にするのも一つの方法です。

選ぶ基準主なサイト特長・理由
返礼品を早く受け取りたいAmazonふるさと納税翌日配送の返礼品がある。
多くの返礼品の中から選びたいふるさとチョイス掲載されている返礼品数や、サイト限定の返礼品数が最も多い。
家電の返礼品を選びたいふるなび家電の返礼品を多く掲載している。
旅行関連の返礼品を選びたいふるなびトラベル
JTBのふるさと納税
宿泊券などの返礼品を多く掲載している。
ポータルサイトにない返礼品を探したい自治体のふるさと納税サイト限定返礼品を掲載している場合がある。
レビューを参考に選びたい楽天ふるさと納税
ふるなび
申込者のレビュー件数が多い。
災害支援をしたいふるさとチョイス災害支援の専用ページが用意されている。
地域独自の取り組みを応援したい自治体のふるさと納税サイト自治体のふるさと納税サイト

今後は、各サイトがこれまでにないサービスを実施する可能性もあります。さまざまな変化が見られることが予想されますので、ぜひいろいろなサイトをチェックしてみてください。

ふるさと納税のポイント付与廃止で損をしないための注意点

ふるさと納税のポイント付与廃止で損をしないための注意点

2025年は、ポイント付与がなくなる10月1日より前に寄附をしておきたいと考えている方も多いでしょう。そこで、思わぬミスや勘違いでポイントをもらい損ねるのを避けるために、事前に確認しておきたい点を紹介します。

ポイント廃止の直前は返礼品が品切れになる可能性がある

2025年8月から9月は、ポイント廃止の直前のため、寄附を申し込む人が増えることが予想されます。その結果、返礼品の在庫がなくなり、希望する返礼品が選べなくなったり、納品時期の遅延が起きたりする可能性があります。

希望する返礼品を確実にもらうためには、できるだけ早く返礼品を選び、品切れになる前に申し込んでおくと安心です。

ポイント廃止直前に寄附をすると、ポイント対象外になる可能性がある

ポイント廃止の直前に寄附をする場合、何らかの事情でポイントの付与対象外となる可能性があります。たとえば、決済に時間がかかったり、銀行振込の処理が遅れたりして、意図せず10月扱いになってしまうこともあり得るでしょう。そのような状況を避けるために、直前の寄附は避け、少し早めに寄附をすることをおすすめします。

ポイント廃止直前に、キャンペーンが実施される可能性がある

楽天ふるさと納税などのポータルサイトでは、年に数回ポイントアップキャンペーンが行われています。ポイント廃止直前には大々的なキャンペーンが実施される可能性もあるので、タイミングを見計らって寄附をするのが、ポイントを少しでも多く獲得するコツです。

ただし、キャンペーン開催中は申し込みが集まりやすいため、返礼品が品切れになる可能性にも注意しましょう。

2025年はこれが正解!ポイント付与廃止前後の寄附スケジュール

2025年9月末のポイント付与廃止に備えて、お得に寄附するためのスケジュールを確認しておきましょう。

ポイント廃止までに何をする?ポイント付与廃止前後の寄附スケジュール

ポイント付与廃止までに何をする?

ポイント付与廃止前に寄附を行う場合は、2025年9月30日までにポータルサイトで手続きを済ませておきましょう。手続きは、以下の手順で行います。

  1. 寄附金額を計算する
  2. ポータルサイトで寄附をする

1. 寄附金額を計算する

寄附をする前に、2025年にご自身がいくらまで寄附できるかを確認します。寄附金額の計算方法がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。

さらに詳しく、正確に調べたい方には、ポータルサイトなどのシミュレーションの利用をおすすめします。

なお、10月〜12月の収入が正確にわからない場合は、少なめに寄附をしておき、収入が確定してから追加するのがおすすめです。限度額を超えて寄附してしまうと超過分は控除の対象外となり、自己負担になるので注意しましょう。

2. ポータルサイトで寄附をする

寄附金額が決まったら、楽天ふるさと納税やふるなびなどのポータルサイトで寄附をします。なお、9月30日のポイント付与廃止直前には、サイトへのアクセス集中などが予想されます。確実にポイントを獲得するために、余裕を持って手続きを済ませておきましょう。

▶︎ おすすめの返礼品は、こちらをご覧ください。

ポイント付与廃止後に何をする?

ふるさと納税は、毎年1月から12月までの寄附額が寄附金控除の対象となる制度です。ポイント付与が終了した10月以降でも、限度額に余裕があれば年内に追加で寄附できます。

10月以降に追加で寄附をする場合は、次の手順で進めましょう。

  1. 残りの寄附金額を計算する
  2. 好きなふるさと納税サイトで寄附をする

1. 残りの寄附金額を計算する

9月までに全額を寄附しなかった場合や、残業代・ボーナスなど変動する収入がある場合は、残りの寄附金額を計算します。1,000円単位で寄附できる返礼品もあるので、細かく計算することをおすすめします。

好きなふるさと納税サイトで寄附をする

2025年10月以降は、どのポータルサイトで寄附しても、サイト独自のポイントは付与対象外となります。利便性や使いやすさを基準に、自由にサイトを選んで利用しましょう。

ポイント付与廃止に備えるならこれ!楽天ふるさと納税のおすすめ返礼品

2025年にふるさと納税をするなら、カタログギフトの返礼品がおすすめです。たとえば楽天ふるさと納税では、大阪府泉佐野市の「さのちょくギフト」という返礼品がランキング上位に選ばれています。

さのちょくギフトとは

さのちょくギフトとは、大阪府泉佐野市が返礼品として提供しているカタログギフト用のギフトコードです。カタログには、お肉、海産物、ビール、スイーツ、タオルなど、泉佐野市地場産品の中でも特に人気の高いものを中心に、4,000以上の品物が掲載されています。

※寄附後に届くギフトコードを「さのちょくポイント」に交換し、そのポイントを使ってカタログの品物を申し込みます。

さのちょくギフトとは

さのちょくギフトのメリット

さのちょくギフトには、次のようなメリットがあります。

  • 寄附金額1,000円から申し込めるため、少額の寄附ができる。
  • さのちょくポイントに交換しておけば、好きなタイミングでカタログの品物を選んで申し込める。
  • さのちょくポイントには有効期限がない。
    ※ギフトコードの有効期限は1年間です。期限内に必ずさのちょくポイントに交換しておきましょう。
  • 交換したさのちょくポイントは合算できる。

寄附時に返礼品を選ぶのではなく、必要なときに希望の品を選んで申し込めるのが、さのちょくギフトの特徴です。

さのちょくギフトの使い方

さのちょくギフトの使い方を確認しておきましょう。さのちょくギフトは、以下の手順で利用できます。

  1. 楽天ふるさと納税やふるなびなどのポータルサイトで寄附をして、ギフトコードを獲得します。ギフトコードは、寄附後にメールで送付されます。
  2. さのちょくのマイページでギフトコードを入力して、さのちょくポイントに交換します。
  3. カタログの中から欲しい品物を選び、ポイントと交換します。

さのちょくギフトについての詳細は、こちらのページでご確認ください。

▶︎ さのちょくギフトとは

さくちょくギフト

まとめ

この記事では、2025年10月1日からふるさと納税でのポイント付与が廃止される件について解説しました。

  • ふるさと納税のポイント付与廃止とは?
  • ふるさと納税のポイント付与廃止で何が変わる?
  • ふるさと納税のポイント付与廃止で損をしないための注意点 
  • 2025年はこれが正解!ポイント付与廃止前後の寄附スケジュール
  • ポイント付与廃止に備えるなら…「さのちょくギフト」がおすすめ

ふるさと納税の寄附でポイントがもらえるのは、2025年9月までです。ポイントを確実に獲得し、少しでもお得に寄附をするために、寄附のタイミングを見極めて計画的に活用しましょう。