2025
07.04
ふるさと納税で10万円寄附できる人の年収は?いくら戻る?おすすめ返礼品も紹介

ふるさと納税で10万円寄附できる人の年収は?いくら戻る?おすすめ返礼品も紹介

ガイド

ふるさと納税で10万円寄附できるのは、どのような人なのでしょうか。

ふるさと納税は、自分が選んだ自治体に寄附ができる制度です。寄附金額のほとんどが税金から控除され、さらに地場産品がもらえるため、多くの人が利用しています。

ただし、ふるさと納税には限度額(寄附できる金額の上限)があるため、すべての人が10万円寄附できるわけではありません。寄附をする前に、自分の限度額を確認しておきましょう。

この記事では、ふるさと納税の仕組みについて解説します。10万円寄附できる人の年収はどれくらいなのか、10万円寄附をするといくら戻るのか、どのような返礼品があるのかといった情報を詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

ふるさと納税で10万円寄附できる人の年収目安

ふるさと納税で10万円寄附できる人の年収はいくらなのかを調べてみましょう。

ふるさと納税の限度額とは

ふるさと納税は、自分が選んだ自治体に寄附をすると、寄附金額のうち2,000円を超える分について、住民税や所得税から控除される仕組みです。

ふるさと納税の限度額(控除される上限金額)は、年収や家族構成などによって決まります。限度額が10万円を超えていれば、10万円寄附できることになります。

ふるさと納税で10万円寄附できる人とは

ふるさと納税で10万円寄附できる人の年収を調べてみましょう。ここでは例として、モデルケースの年収と限度額の目安を紹介します。

家族構成(配偶者・子)年収限度額の目安
独身・共働き675万円約102,000円
夫婦750万円約104,000円
夫婦+子1人(大学生)750万円約105,000円
夫婦+子1人(高校生)775万円約110,000円
夫婦+子2人(大学生と高校生)850万円約108,000円

なお、住宅ローン控除や医療費控除、その他の控除などがある場合は、このケースには当てはまりません。あくまで目安としてご確認ください。

限度額の仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。正確に情報を知りたい方は、ぜひご覧ください。

自身の正確な限度額を知りたい場合は、ふるさと納税サイトのシミュレーションを利用するか、居住している自治体に問い合わせて確認しましょう。

ふるさと納税で10万円寄附するとどうなる?

ふるさと納税で自治体に10万円の寄附をすると、寄附金額から2,000円引いた98,000円が住民税または所得税から控除されます。

なお、控除を受けるためには、ワンストップ特例制度または確定申告で申請が必要です。

10万円の寄附でもらえるおすすめ返礼品

10万円の寄附でもらえる返礼品は、市場価格が3万円程度またはそれ以下の品物です。たとえば、次のようなものがあります。

トラベルクーポンや宿泊券

ふるさと納税 10万円 トラベルクーポンや宿泊券

▶︎ トラベルクーポンや宿泊券の例:大阪府泉佐野市のふるさと納税返礼品

※写真はイメージ画像という位置付けで掲載し、さのちょくトップページにリンクを貼ります。

旅行の際の交通費や宿泊代として使えるトラベルクーポンや宿泊券は、具体的な旅行の計画がある方はもちろん、具体的には決まっていない方にもおすすめです。

多くの返礼品は、有効期間が1年以上と長く設定されているため、すぐに利用する必要はありません。オンラインクーポンなら紙の旅行券のように紛失する心配もないので、安心してお申し込みください。

<10万円の返礼品の例>

  • トラベルクーポン 30,000円分
  • 宿泊券 30,000円分

※返礼品は、時期によって変わることがあります。

食べ物・飲み物

ふるさと納税 10万円 食べ物・飲み物

▶︎ 食べ物・飲み物の例:大阪府泉佐野市のふるさと納税返礼品(写真はイメージです)

お肉や海産物、野菜など、食べ物や飲み物の返礼品もおすすめです。中でも毎月少量ずつ届く定期便は、一度寄附をすると6か月や12か月などの単位で毎月定期的に返礼品が届くもので、冷凍庫で場所を取らず、新鮮なうちに食べ切れるため安心して申し込めます。

野菜や果物を定期便にすると、その時期に旬を迎えた鮮度の高い返礼品が送られるため、常においしいものが手に入るという点でもおすすめです。

<10万円の返礼品の例>

  • お肉の定期便(月1回×6か月)
  • 野菜の定期便(月1回×12か月)
  • 鍋セット
  • ビール

※返礼品は、時期によって変わることがあります。

パソコン

ふるさと納税10万円 パソコン

▶︎ パソコンの例:大阪府泉佐野市のふるさと納税返礼品(写真はイメージです)

パソコンがふるさと納税でもらえるのをご存じですか。ふるさと納税では、中古のパソコンを専門業者がクリーニングして新しくセットアップし、再生パソコンとして提供していることがあります。

数に限りがあるため欲しいものが品切れになってしまうことも多いですが、タイミングが合えば、デスクトップパソコンやノートパソコンなどが実質2,000円の自己負担で手に入ります。

パソコンを探している方や、できるだけ安く手に入れたい方は、ふるさと納税サイトをぜひチェックしてみてください。

<10万円の返礼品の例>

  • 富士通デスクトップパソコン(再生品)
  • 富士通ノートパソコン(再生品)

※返礼品は、時期によって変わることがあります。

日用品

ふるさと納税 10万円 日用品

▶︎ 日用品の例:大阪府泉佐野市のふるさと納税返礼品(写真はイメージです)

吸水力が落ちてしまったタオルや、へたってきた布団など、「そろそろ買い替えたいけれど、まだ使えるし…」と、買い替えを迷ったまま何年も経っている日用品はありませんか。そのような日用品は、ふるさと納税でもらうのがおすすめです。

ふるさと納税で提供される返礼品は、基本的に国内で生産されており、品質が高く安心して使えるのが特徴です。毎日使うものだからこそ、よいものを使って快適な毎日を過ごしませんか。

<10万円の返礼品の例>

  • 泉州タオル ギフトセット
  • 羽毛布団
  • ケット
  • シャワーヘッド

※返礼品は、時期によって変わることがあります。

10万円の寄附でもらえる返礼品の探し方

10万円で寄附できる返礼品は、どのように探すと見つかるのでしょうか。10万円の返礼品を探す方法を具体的に紹介します。

<10万円の返礼品を探す手順>

  1. ふるさと納税サイトを開きます。ここでは、例として大阪府泉佐野市のふるさと納税サイト「さのちょく」を開きます。
  2. ▶︎ 大阪府泉佐野市のふるさと納税サイト「さのちょく」
  3. 寄附金額10万円が含まれている金額帯を選択します。「さのちょく」では、50,001円〜100,000円を選択しました。
  4. 「必要寄附金額の高い順」に並び替えをします。
  5. 表示される返礼品の中から好きなものを選んで申し込みます。
10万円の寄附でもらえる返礼品の探し方

ふるさと納税で10万円寄附する場合の注意点

ふるさと納税で寄附をする際、手続きを間違えると、寄附した金額分が控除されず自己負担になってしまうので注意しましょう。

ここでは、ふるさと納税で10万円寄附する際に気をつけたいポイントを4点紹介します。

ふるさと納税の限度額(控除上限額)を超えないようにする

10万円寄附をするなら、自分のふるさと納税の限度額が10万円以上であるかどうかを事前に確認しておきましょう。

自分の限度額が確定するのは、その年の年末です。ボーナスなどによって収入が変動する場合は、少なめに寄附をしておき、年末に追加で申し込むようにすると安全です。

返礼品の合計が一時所得の課税対象にならないよう注意する

ふるさと納税で高額の寄附をする場合は、一時所得の課税対象にならないように確認しておきましょう。

基本的には、1年間に受け取った返礼品の時価総額が50万円を超えると、課税対象になります。寄附金額10万円であれば課税対象にはなりませんが、今後増える場合は気をつけたいポイントです。

ワンストップ特例を利用する場合は、寄附先を5か所以下にする

ワンストップ特例制度を利用する場合、寄附できる自治体の数は1年間で5か所以下と決まっています。

6か所以上に寄附をした場合は、ワンストップ特例の申請がすべて無効になり、確定申告をしなければ控除されないので注意しましょう。

ふるさと納税の寄附金に関するQ&A

ここからは、ふるさと納税の寄附金について、よくある質問とその回答を紹介します。

Q:ふるさと納税で控除された税金はいつ戻りますか。

ふるさと納税の控除分は、以下の方法で反映されます。

  • 住民税:寄附をした翌年6月から翌々年5月の住民税から控除される。
  • 所得税:寄附をした年の所得税から控除される(還付される)。

住民税の控除分は、戻ってくるのではなく、住民税の支払い金額が安くなるという形で反映されます。

Q:ふるさと納税をしたのに住民税が高いのはなぜですか。

ふるさと納税をしたのに住民税が高いと感じる場合、次の理由が考えられます。

  • 必要な手続きをしていない(ワンストップ特例または確定申告)
  • 申請書類に不備があった
  • 限度額を超えて寄附をした

なお、ふるさと納税で寄附をすると、翌年の住民税から控除されます。寄附をした年の住民税ではないので注意しましょう。

Q:ふるさと納税の限度額を超えるとどうなりますか。

ふるさと納税で限度額を超えて寄附をしてしまうと、超えた分に関しては自己負担になるので注意しましょう。ふるさと納税は、限度額(控除上限額)以内であれば自己負担2,000円で済みますが、限度額を超えて寄附した場合、その超過分は全額自己負担となります。

たとえば限度額が10万円の人が20万円寄附した場合、「自己負担2,000円+超過分10万円=合計10万2,000円」が自己負担となります。

まとめ

この記事では、ふるさと納税で10万円寄附できる人の年収目安や、10万円の寄附でもらえる返礼品、寄附の際の注意点について解説しました。

  • ふるさと納税で10万円寄附できる人の年収目安
  • ふるさと納税で10万円寄附するとどうなる?
  • 10万円の寄附でもらえるおすすめ返礼品
  • 10万円の寄附でもらえる返礼品の探し方
  • ふるさと納税の寄附金に関するQ&A

ふるさと納税は、実質2,000円の負担で自分が選んだ返礼品を受け取れる制度です。寄附できる金額は年収や家族構成によって異なるため、まずは自身の限度額を確認しておきましょう。

ふるさと納税は、誰でも簡単に始められる制度です。まだ寄附をしたことがない方も、今年こそ、ふるさと納税を始めてみませんか。