04.03

ふるさと納税のポイント付与廃止はいつから?楽天ふるさと納税などの動きと上手な活用法
ふるさと納税をする際に、寄附をするともらえる「ポイント」は魅力の一つでした。特に楽天ふるさと納税などのポータルサイトでは、付与されたポイントを他の買い物に使えるため、家計の節約や日常の買い物に活用していた方も多いでしょう。
しかし、総務省の制度見直しにより、ふるさと納税の寄附時にはこれらのポイントが付与されなくなることが決まりました。
そこでこの記事では、この制度の具体的な変更内容と実施時期、制度変更後のふるさと納税サイトの活用法を解説します。今後もふるさと納税の制度をより有意義かつお得に活用するために、ぜひ参考にしてください。
ふるさと納税のポイント付与廃止とは?
楽天ふるさと納税やふるなびなど一部のポータルサイトでは、「楽天ポイント」や「ふるなびコイン」などのポイントが、寄附金額に応じて付与されます。
しかし、総務省のルール変更により、今後はふるさと納税で寄附をしても「楽天ポイント」や「ふるなびコイン」などがもらえなくなることが決まりました。
ポイント付与廃止はいつから?
ふるさと納税のポイント付与は、2025年10月1日から廃止されます。そのため、寄附をしてポイントを貯めたい場合は、2025年9月30日までに獲得しておく必要があります。
ポイント付与廃止の内容は?
2025年10月1日から付与されなくなるポイントと、今後も継続して付与されるポイントを整理しておきましょう。
ポイント | 内容 |
---|---|
10月1日から付与されなくなるポイント | ・寄附金額に応じて付与される、ポータルサイトのポイント(「楽天ポイント」や「ふるなびコイン」など) ・ポータルサイトのキャンペーンによって付与されるポイント |
10月1日以降も付与されるポイント | ・クレジットカード決済によって獲得できるクレジットカード会社のポイント |
ふるさと納税のポイント付与廃止で何が変わる?
2025年10月1日以降、寄附によるポイント付与がなくなると、何がどのように変わるのでしょうか。考えられる今後の変化を整理してみます。
ふるさと納税のお得度が大きく下がる
これまでは、ポータルサイトで寄附をすると、返礼品がもらえるだけでなくポータルサイトのポイントも付与されてきました。
<例>
楽天ふるさと納税で寄附をすると、次のようなポイントが付与されます。
- 楽天の通常ポイント
- 利用状況に応じたSPUポイント
- 楽天スーパーセールなどのキャンペーンポイント
これらを合計すると、多いときで寄附金額の30%以上のポイントが付与されます。たとえば5万円の寄附をすると、15,000ポイント以上になるため、このポイントにメリットを感じて楽天ふるさと納税を利用してきた方も多いでしょう。
しかし、今後はそのポイントがもらえなくなるため、お得度が大きく下がると考えられています。
寄附をするサイトを選ぶ基準が変わる
ポータルサイトのポイントが付与されなくなることで、今後は寄附をするサイトを選ぶ基準が変わることが予想されます。
今後、ふるさと納税を行う際は、以下のような基準を参考にするのも一つの方法です。
選ぶ基準 | 主なサイト | 特長・理由 |
---|---|---|
返礼品を早く受け取りたい | Amazonふるさと納税 | 翌日配送の返礼品がある。 |
多くの返礼品の中から選びたい | ふるさとチョイス | 掲載されている返礼品数や、サイト限定の返礼品数が最も多い。 |
家電の返礼品を選びたい | ふるなび | 家電の返礼品を多く掲載している。 |
旅行関連の返礼品を選びたい | ふるなびトラベル JTBのふるさと納税 | 宿泊券などの返礼品を多く掲載している。 |
ポータルサイトにない返礼品を探したい | 自治体のふるさと納税サイト | 限定返礼品を掲載している場合がある。 |
レビューを参考に選びたい | 楽天ふるさと納税 ふるなび | 申込者のレビュー件数が多い。 |
災害支援をしたい | ふるさとチョイス | 災害支援の専用ページが用意されている。 |
地域独自の取り組みを応援したい | 自治体のふるさと納税サイト | 自治体のふるさと納税サイト |
今後は、各サイトがこれまでにないサービスを実施する可能性もあります。さまざまな変化が見られることが予想されますので、ぜひいろいろなサイトをチェックしてみてください。
ふるさと納税のポイント付与廃止で損をしないための注意点

2025年は、ポイント付与がなくなる10月1日より前に寄附をしておきたいと考えている方も多いでしょう。そこで、思わぬミスや勘違いでポイントをもらい損ねるのを避けるために、事前に確認しておきたい点を紹介します。
ポイント廃止の直前は返礼品が品切れになる可能性がある
2025年8月から9月は、ポイント廃止の直前のため、寄附を申し込む人が増えることが予想されます。その結果、返礼品の在庫がなくなり、希望する返礼品が選べなくなったり、納品時期の遅延が起きたりする可能性があります。
希望する返礼品を確実にもらうためには、できるだけ早く返礼品を選び、品切れになる前に申し込んでおくと安心です。
ポイント廃止直前に寄附をすると、ポイント対象外になる可能性がある
ポイント廃止の直前に寄附をする場合、何らかの事情でポイントの付与対象外となる可能性があります。たとえば、決済に時間がかかったり、銀行振込の処理が遅れたりして、意図せず10月扱いになってしまうこともあり得るでしょう。そのような状況を避けるために、直前の寄附は避け、少し早めに寄附をすることをおすすめします。
ポイント廃止直前に、キャンペーンが実施される可能性がある
楽天ふるさと納税などのポータルサイトでは、年に数回ポイントアップキャンペーンが行われています。ポイント廃止直前には大々的なキャンペーンが実施される可能性もあるので、タイミングを見計らって寄附をするのが、ポイントを少しでも多く獲得するコツです。
ただし、キャンペーン開催中は申し込みが集まりやすいため、返礼品が品切れになる可能性にも注意しましょう。
まとめ
この記事では、2025年10月1日からふるさと納税でのポイント付与が廃止される件について解説しました。
- ふるさと納税のポイント付与廃止とは?
- ふるさと納税のポイント付与廃止で何が変わる?
- ふるさと納税のポイント付与廃止で損をしないための注意点
ふるさと納税の寄附でポイントがもらえるのは、2025年9月までです。ポイントを確実に獲得し、少しでもお得に寄附をするために、寄附のタイミングを見極めて計画的に活用しましょう。