10.23

クラフトビール入門|種類・選び方・入手方法・おいしく飲むコツまで解説
「クラフトビールを飲んでみたい」
「特別な日にはおしゃれなクラフトビールで乾杯したい」
「でも、いろいろな種類があるから、どれを選べばいいのかわからない」
そんな方のために、クラフトビールとはどんなビールなのか、選び方や入手方法、おいしく飲むための保存のコツまでをまとめて紹介します。
少し高めのクラフトビールをお得に入手する方法も取り上げますので、ぜひ最後までご覧ください。
クラフトビールとは

クラフトビールには、次のような特徴があります。
- 小規模な醸造所で造られている
- 味や香りに特徴がある
- 伝統的な製法が守られている
小規模な醸造所で造られている
クラフトビールとは、小規模な醸造所で造られているビールです。
大量生産できないため地元にしか流通していないものも多いですが、近年は通販やふるさと納税を利用することで、比較的手に入れやすくなりました。
味や香りに特徴がある
クラフトビールは、醸造所でこだわりを持って製造されています。
原材料や製法を工夫することで、味や香りに特徴のあるビールが多く造られており、フルーティなもの、ホップの香りを楽しめるもの、苦味やコクがあるものなど、それぞれに個性があります。
飲み比べて楽しめるのが、クラフトビールの特徴です。
伝統的な製法が守られている
クラフトビールの醸造所では、伝統的な製法を守りながら、工夫を重ねて特徴のあるビールを造っています。
クラフトビール(craft beer)のcraftには、技という意味があります。伝統的な技を使い、丁寧に製造されているのがクラフトビールです。
クラフトビールと地ビールの違い
クラフトビールと地ビールの違いがわからないという方も多いのではないでしょうか。
クラフトビールとは、小規模な醸造所で造られるビールのことを指しますが、醸造所は各地にあり、地元で親しまれていることから、近年はクラフトビールと地ビールが同じ意味で使われることもあります。
日本で人気のクラフトビール7選

クラフトビールには、さまざまな種類があります。ここで、日本で飲まれている代表的なビールを「エールビール」「ラガービール」に分けて7種類紹介します。
エールビール
エールビールは、上面発酵と呼ばれる製法で生産されるビールです。酵母を、比較的高めの温度帯で数日程度かけて発酵させて造られます。
クラフトビールで多くみられるのがこのエールビールで、フルーティな香りや、豊かな味わいのビールに仕上がるのが特徴です。
<代表的なエールビール>
- ペールエール
- IPA(インディア・ペールエール)
- ヴァイツェン
- スタウト
ペールエール
クラフトビールと聞くと、ペールエールを思い浮かべる方も多いかもしれません。淡い琥珀色をしていて、爽やかで香りがよく、苦味が控えめなのが特徴です。
飲みやすいので、クラフトビールの中でも多くの人に選ばれているビールです。
▶︎ ペールエールの代表例:よなよなエール(大阪府泉佐野市のふるさと納税返礼品)
IPA(インディア・ペールエール)
ホップの香りとしっかりした苦味が特徴のビールです。キレがあり、香りの強い銘柄も多いため、ビールが好きな人によく選ばれます。
▶︎ IPAの代表例:正気のサタン(大阪府泉佐野市のふるさと納税返礼品)
ヴァイツェン
大麦麦芽の代わりに小麦を用いるため、色合いが明るいビールです。フルーティでまろやかな口当たりで、苦味は控えめなので、ビールの苦味が得意でない人にも選ばれています。
▶︎ ヴァイツェンの代表例:KIX BEER ヴァイツェン(大阪府泉佐野市のふるさと納税返礼品)
スタウト
スタウトは、味と香りの濃い黒ビールです。麦芽を熱風で乾燥させ、さらに高温で焙煎することで味や香りを引き出し、しっかりとしたコクのあるビールに仕上げています。
ラガービール
ラガービールは、下面発酵といわれる方法で造られるビールです。低温帯で比較的長めに発酵させ、さらに数週間以上の熟成(ラガーリング)を経て、すっきりとしてキレのよい味わいに仕上げるのが一般的です。
日本で多く飲まれている大手メーカーのビールは、ラガービールです。
<代表的なラガービール>
- ピルスナー
- シュヴァルツ
- デュンケル
ピルスナー
ピルスナーは、のど越しがよく、爽やかで、すっきりした味わいのビールです。日本で広く親しまれているタイプのビールなので、贈り物としてもおすすめです。
シュヴァルツ
ドイツ語で黒(シュヴァルツ:Schwarz)という意味の、ドイツ生まれの黒ビールです。コクがあり、焙煎した麦芽の香りを楽しめるビールですが、口当たりがよく、すっきりしているのが特徴です。
黒ビールが好きだけれど、スタウトは多く飲めないという人に好まれています。
デュンケル
デュンケルは、濃い色をしたビールです。ドイツ語で「暗い」という意味を持つデュンケル(Dunkel)は、シュヴァルツよりも麦芽を弱めにローストしているため、褐色をしていて、香りや苦味が控えめです。
▶︎ デュンケルの代表例:KIX BEER デュンケル(大阪府泉佐野市のふるさと納税返礼品)
その他のビール(個性的なビール)
クラフトビールの中には、エールにもラガーにも分類されないものもあります。
<例>裏通りのドンダバダ(ヤッホーブルーイング)
ベルギー伝統の酵母を使い、既存の枠にとらわれずに造られたベルジャン・ゴールデンエールというスタイルのビールです。
ベルギー酵母の香りが活きており、ワインのシャルドネのような爽やかな味わいを持ちながらも、ドライでアルコール度数6.0%のしっかりしたビールです。
▶︎ その他のビールの例:(大阪府泉佐野市のふるさと納税返礼品)
シーン別|クラフトビールの選び方
クラフトビールは、日本国内で製造されているものだけでも100種類以上あるといわれています。どれを選べばよいか迷っている方に、おすすめのクラフトビールの選び方を紹介します。
初めてクラフトビールを選ぶなら
クラフトビールを初めて選ぶなら、まずは基本のペールエールを味わってみませんか。ビール好きでもう少しパンチの効いたものを飲みたいという方には、IPAもおすすめです。
また、せっかくだからいろいろ楽しんでみたいという場合は、複数種類の入った飲み比べセットを選ぶ方法もあります。
ギフト・贈答用に選ぶなら
クラフトビールは、ギフトや贈答用としておすすめの品物の一つです。普段は大手メーカーのビールや発泡酒、第3のビールなどを飲んでいる人が多いため、珍しいクラフトビールを贈ると特別感があって喜ばれます。
ビールは比較的賞味期限が長いため、急いで飲む必要がない点も、ギフトや贈答用に合っています。
自宅で楽しむために選ぶなら
日頃頑張っている自分へのご褒美として、また、来客時のビールとして自宅用に選ぶなら、食事に合わせやすいビールを選ぶとよいでしょう。
軽めの食事に合わせるなら、ペールエールやピルスナーなど比較的飲みやすいスタイルもおすすめ。濃い味の料理に合わせるなら、IPAやスタウトなどもよく合います。
クラフトビールはどこで手に入る?

クラフトビールを飲んでみたいけれど、どこで手に入るのかがわからない方も多いのではないでしょうか。今は比較的手に入れやすくなっているので、ぜひいろいろなビールを飲み比べて楽しんでみてください。
スーパーやコンビニエンスストア
よなよなエールなどの定番クラフトビールは、全国各地のスーパーやコンビニエンスストアで取り扱っていることも多いです。「ご当地ビール」のように、地域限定品が販売されていることもあるので、ぜひ探してみてください。
オンライン通販
メーカー公式サイトや大手通販サイトなどでも、クラフトビールを簡単に手に入れられるようになりました。ただし重量があるため、少量の場合は送料が負担になることもあります。送料を確認してから申し込むことをおすすめします。
ふるさと納税
近年は、ふるさと納税でクラフトビールを手に入れている方も多いのではないでしょうか。ふるさと納税では、各自治体が選定したクラフトビールが提供されています。
セット内容のバリエーションがあり、飲む量に合わせて本数を選べるのも、ふるさと納税の特徴。月に1回などのペースで発送される定期便も用意されています。
ふるさと納税なら、自己負担2,000円でいろいろなビールを楽しむことができるのでとてもお得です。
イベント・ビアフェス
イベントに参加して、普段はなかなか飲めないクラフトビールを楽しむのもおすすめです。イベントではいろいろな種類のビールが提供されていることがあるため、飲み比べて自分の好きなビールを探すという楽しみ方もあります。
クラフトビールの保存方法
クラフトビールは、パッケージに書かれている方法で保管するのが基本です。多くの場合は、直射日光と高温を避け、冷暗所で保管すると味の変化が起こりにくいためおいしい状態を維持できます。
要冷蔵のものもあるので、必ず確認しておきましょう。
クラフトビールをおいしく飲む方法
クラフトビールは、冷やし方やグラスの選び方によって、味わいが変わります。ここで、今回紹介した7種類のクラフトビールについて、おいしい冷やし方やグラスの選び方を紹介します。
ちょっとした工夫で、おいしいビールがさらに味わい深く変化するので、ぜひ試してみてください。
種類 | 目安の冷やし方 | おすすめグラス |
---|---|---|
ペールエール | やや冷やす | 口がすぼまったグラス チューリップ・パイント |
IPA | 冷やしすぎない | チューリップ |
ヴァイツェン | やや冷やす | 背が高く口すぼまったグラス ヴァイツェングラス |
スタウト | 冷やしすぎない | 口径広めのグラス パイント、小ぶりのスニフター |
ピルスナー | しっかり冷やす | 細長いタンブラー ピルスナーグラス |
シュヴァルツ | やや冷やす〜冷やしすぎない | 細身のタンブラー、小ぶりのチューリップ |
デュンケル | 冷やしすぎない | タンブラー、ジョッキ |
まとめ
この記事では、クラフトビールの種類や選び方、おいしく飲む方法などを紹介しました。
- クラフトビールとは
- クラフトビールと地ビールの違い
- 日本で人気のクラフトビール7選
- シーン別|クラフトビールの選び方
- クラフトビールはどこで手に入る?
- クラフトビールの保存方法
- クラフトビールをおいしく飲む方法
クラフトビールを飲んだことがない方も、これを機に、いろいろなビールを楽しんでみませんか。いろいろなタイプがあるので、きっと好みに合うものが見つかるはずです。
価格が少し高いなと感じる方には、お得なふるさと納税もぜひ活用してみてください。