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ふるさと納税サイト「さとふる」とは?寄附のやり方やメリットをわかりやすく解説
ふるさと納税ポータルサイトには、「さとふる」「楽天ふるさと納税」「ふるさとチョイス」など有名なサイトが複数あります。そのため、どのサイトを選べばよいのかがわからず、迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初めてふるさと納税を利用する方でも安心して寄附ができるふるさと納税サイト「さとふる」を紹介します。メリットやデメリット、使い方まで詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ふるさと納税サイト「さとふる」とは
さとふるは、さまざまな自治体の返礼品が掲載されており、比較検討して寄附申し込みまで行える「ふるさと納税ポータルサイト」です。
掲載されている返礼品は、100万件以上 。全国1,500以上の自治体の返礼品を扱っており(2025年9月現在)、豊富な選択肢の中から寄附先を探せます。また、テレビCMも放映されていることから、多くの人に利用されているポータルサイトの一つです。
実際に、さとふるにはどのような特徴があるのか、メリット・デメリットなどを詳しく見ていきましょう。
さとふるを使ったふるさと納税のやり方 4ステップ

さとふるを使ったふるさと納税のやり方を確認しておきましょう。さとふるのサイトはとてもわかりやすいので、簡単に寄附を行えます。
- ふるさと納税の限度額をシミュレーションする
- 会員登録をする
- 返礼品を選び、寄附申し込みと支払いをする
- 確定申告またはワンストップ特例の申請をする
1. ふるさと納税の限度額をシミュレーションする

ふるさと納税で寄附できる金額には、限度額があります。ふるさと納税の限度額とは、寄附金控除を受けられる上限の金額のことで、年収や家族構成などによって人それぞれ異なります。
寄附金額を限度額以下におさえておけば、合計の寄附金額から2,000円を引いた分が住民税や所得税から控除されますが、限度額を超えて寄附をしてしまうと、超えた分はすべて自己負担になってしまうため注意が必要です。
寄附をする前にシミュレーションをして、自分がいくらまで寄附できるかを確認しておきましょう。
2. 会員登録をする
さとふるの利用には、会員登録が必要です。会員登録の方法は2種類あります。
会員登録方法 | 詳細 |
---|---|
メールアドレスで会員登録 | さとふるにメールアドレスを入力し、新規で登録する方法。 |
外部サービスでログイン | AmazonやYahoo!、楽天と連携し、それらの外部サービスのIDを使ってさとふるを利用できる方法。寄附金の支払いもAmazonなどの仕組みを使って行える。 |
どちらの方法を利用しても、さとふるを同じように使えるので、利用しやすい方を選びましょう。
3. 返礼品を選び、寄附申し込みと支払いをする

▶︎ さとふるの返礼品ページ例
さとふるに掲載されている中から返礼品を選択し、寄附の手続きを行います。一般的な通販サイトと同じように利用できます。
4. 確定申告またはワンストップ特例の申請をする
寄附をしたら、寄附金控除を受けるための手続きが必要です。手続きの方法は2つあります。
- ワンストップ特例:簡単に申請できる方法。会社員など確定申告が不要な方で、寄附先が5自治体以内の場合に利用可能。
- 確定申告:自営業の方や寄附先が6自治体以上ある場合に行う方法。
それぞれの具体的なやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。
さとふるのメリット・デメリット

さとふるには、利用者にとって便利な点が多くある一方で、他のポータルサイトと比べると気をつけておきたい部分も存在します。ここでは、さとふるのメリットとデメリットを整理して紹介します。
さとふるのメリット・選ばれる理由
数あるふるさと納税ポータルサイトの中からさとふるが選ばれているのはなぜなのでしょうか。さとふるのメリットや、選ばれている理由を整理して紹介します。
- 返礼品数が豊富で「さとふる限定」の返礼品もある
- 発送予定時期がわかりやすく、日時指定ができる
- ランキングやレビューを活用して返礼品を探せる
- 多様な支払い方法(決済手段)に対応している
- 災害地支援に力を入れている
- 自社物流倉庫を活用し、効率化や環境への配慮に取り組んでいる
- ワンストップ特例の申請をオンラインで完結できる
- カスタマーサポートが充実している
返礼品数が豊富で「さとふる限定」の返礼品もある

▶︎ さとふる限定返礼品の例
さとふるには、100万件を超える返礼品が掲載されており(2025年9月現在)、自治体数は現在も増え続けています。
また、ここでしか申し込めない「さとふる限定」の返礼品が多数用意されているため、寄附をする前に必ずさとふるをチェックする人も多いです。
「できるだけ良いものを探したい」「情報を逃さずキャッチしたい」という方には、さとふるでの申し込みがおすすめです。
発送予定時期がわかりやすく、日時指定ができる

▶︎ さとふるの返礼品ページ例
ふるさと納税を利用していて、いつ届くのかがわかりにくい点を不便に感じている方も多いのではないでしょうか。
さとふるでは、各返礼品の発送予定時期がわかりやすく書かれており、返礼品によって時間指定もできる点が支持されています。発送予定時期は、申し込み前は返礼品詳細ページ、申し込み後は、マイページで確認できます。
発送月指定ができる返礼品もあるため寄附者にとって利便性が高く、再配達率が低減されることでドライバーの負担軽減も実現しています。
ランキングやレビューを活用して返礼品を探せる
ふるさと納税ポータルサイトには、数多くの返礼品が掲載されています。多くの中から選べるのはメリットではありますが、一方で、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
さとふるには、人気ランキングやさまざまな検索方法、レビューなどがあるため、いろいろな視点から比較検討が可能です。
多様な支払い方法(決済手段)に対応している
さとふるは、以下のようにさまざまな決済手段に対応しています。
決済手段 | 詳細 |
---|---|
クレジットカード | VISA, MasterCard, JCB, American Express, Diners Club International |
コンビニ決済 | ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、セイコーマート、デイリーヤマザキ |
オンライン決済 | PayPay、Amazon Pay、楽天ペイ、メルペイ |
スマホ決済 | ソフトバンクまとめて支払い、auかんたん決済、d払い |
その他 | ペイジー |
※クレジットカード以外の決済手段においては、利用できる上限金額が設けられています。
豊富な選択肢の中から選べるため、利便性が高く、寄附をしやすいというメリットがあります。
災害支援に力を入れている
ふるさと納税を利用して災害地・被災地への支援をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
さとふるでは、通常の返礼品付きの寄附に加えて、「災害支援寄附」を受け付けています。これは災害が発生した自治体に対して、返礼品を受け取らずに寄附金を届ける仕組みです。寄附金は、地域の復旧・復興のためにのみ活用されるため、被災地を直接支援できます。
自社物流倉庫を活用し、効率化や環境への配慮に取り組んでいる
さとふるでは、「グリーン物流」という取り組みを行っています。
通常のふるさと納税では、自治体から寄附者に直接返礼品が送付されますが、さとふるの一部返礼品は仕組みが異なります。寄附者が多い関東に自社倉庫を設置して返礼品を保管し、申し込みがあるとその倉庫から発送する方式を採用しているのです。
この仕組みにより、返礼品を早く受け取れるだけでなく、配送効率が向上するため環境への配慮にもつながります。実際に、CO2排出量は年間120トン以上削減されました。
ワンストップ特例の申請をオンラインで完結できる
さとふるには、ワンストップ特例の申請をオンラインで行える仕組みが備わっています。
従来のように書類を用意して郵送する必要がなく、マイナンバーカードを使えば数分で手続きが完了します。寄附後すぐに申請できるため忘れにくく、確定申告が不要な方にとっては特に便利な仕組みです。
カスタマーサポートが充実している
さとふるでは、ふるさと納税でわからないことや不安なことが出てきた際に気軽に問い合わせができる体制が整っています。
- ふるさと納税コンシェルジュ さとみ
- 電話・問い合わせフォームでのカスタマーサポート
ふるさと納税コンシェルジュ さとみ
「ふるさと納税コンシェルジュ さとみ」は、チャットで質問できる仕組みです。24時間365日いつでも利用でき、返礼品選びや手続き方法など、わからないことをすぐに確認できます。
まずは「ふるさと納税コンシェルジュ さとみ」を利用してみて、それでもわからないことがある場合に電話や問い合わせフォームから問い合わせるという使い方もおすすめです。
電話・問い合わせフォームでのカスタマーサポート
さとふるを利用していて不明点があった場合には、問い合わせフォームだけでなく、電話でも対応してもらえます。インターネットではわかりにくい方や、今すぐ回答をもらいたい方には電話問い合わせがおすすめです。
どのような問い合わせにも丁寧に回答してもらえるので、安心してご利用ください。
さとふるのデメリット・注意点
さとふるを選ぶ前にデメリットも確認しておきたいという方も多いでしょう。そこで、さとふるのデメリットや、寄附をする際の注意点を紹介します。
- 大手ポータルサイトと比較すると掲載自治体数が少ない
- かつては、ポイント還元率が低い場合があった
最大手ポータルサイトと比較すると掲載自治体数が少ない
さとふるには、全国1,500以上の自治体の返礼品が掲載されており、自治体数は毎月増えています。十分にたくさんの返礼品が掲載されていますが、楽天ふるさと納税やふるさとチョイスと比較すると、自治体数がわずかに少ないのは事実です。
ただし、さとふる限定の返礼品などもあるため、自治体数が少なくても利用者にとって十分なメリットがあります。
かつては、ポイント還元率が低い場合があった
さとふるでは、さとふるマイポイントというポイントがもらえるキャンペーンなどが実施されてきました。さとふるマイポイントは、キャンペーン等に参加するともらえるポイントで、もらったポイントは寄附の支払いに利用したり、PayPayポイントやAmazonギフトカードに交換したりして使えます。
通常の寄附ではポイント付与されないため、楽天ふるさと納税等と比較するとお得感がない印象もありました。しかし、ふるさと納税の制度変更によりポイント付与が廃止されるため、今では他のポータルサイトと比べて不利になることはありません。
このように、さとふるには他のポータルサイトと比べて注意すべき点はありますが、いずれも利用に大きな支障となるものではありません。むしろ事前に知っておくことで、納得して寄附先を選べるようになるでしょう。
まとめ
この記事では、ふるさと納税サイト「さとふる」について解説しました。
- ふるさと納税サイト「さとふる」とは
- さとふるの使い方 4ステップ
- さとふるのメリット・デメリット
さとふるは、全国1,500以上の自治体と100万件を超える返礼品を扱う大規模なポータルサイトです。とても使いやすく、決済手段も多いため、利便性の高いポータルサイトの一つとして多くの人に利用されています。
また、さとふるはソフトバンクグループに属していることから、安心して利用できるという声もよく聞かれます。カスタマーサポートも充実しているので、これからふるさと納税を始める方は、ぜひ一度さとふるを見てみませんか。
寄附をする前に必ずシミュレーションを行い、自分の限度額を確認してから始めましょう。