2024
10.10

ふるさと納税とは?仕組みとやり方を解説

ガイド

ふるさと納税で寄附をしたことはありますか。

毎年多くの人が利用しているふるさと納税は、応援したい自治体に寄附をして支援できる制度です。寄附をすると地場産品がもらえるうえに、税金の控除も受けられるという魅力があるため、まだ挑戦してはいないものの興味はあるという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ふるさと納税の仕組みや手続き方法を詳しく解説し、初めての方でも安心して利用できるようにポイントを整理してお伝えします。今年こそ、ふるさと納税を始めてみませんか。

ふるさと納税とは

ふるさと納税とは、自分が選んだ自治体に寄附をすることで、その地域を支援できる制度です。

この制度の最大の特徴は、寄附をしたお金の使用用途を指定することができ、さらに地場産品が返礼品(お礼)としてもらえる点にあります。返礼品には、お米やお肉などのほか、日用品やファッションなどもあり、ほしいものを自分で選べる点が喜ばれています。

そして、寄附金額のうち2,000円を超える分は、所得税や住民税から控除されます。つまり、実質2,000円の自己負担のみで自治体を応援でき、さらに返礼品がもらえるという、寄附者にも自治体にもメリットの大きい制度なのです。ただし、所得税や住民税から控除される金額には上限があるため、必ず事前に確認しておきましょう。

ふるさと納税が人気の理由3つ

ふるさと納税の利用者や、自治体が受け取る寄附金額は、毎年増えています。この制度を多くの人が利用している理由を、3つのポイントに分けてご紹介します。

地場産品がもらえるお得な制度だから

ふるさと納税で寄附をすると、返礼品として地場産品がもらえるため、多くの人がそれを目的にふるさと納税を利用しています。

返礼品には、その地域のおいしい食べ物や雑貨、実用品などが含まれていて、そこでしか手に入らない希少なものも数多く提供されています。それらが実質2,000円の自己負担でもらえることが、多くの人に支持されている理由の一つです。

好きな自治体を選んで地域貢献ができるから

寄附をする自治体を自分で自由に選べるのも、ふるさと納税の魅力です。

ふるさと納税の本来の目的は、生まれ育った「ふるさと」を離れて暮らす人が、住民の減少や税収の減少に悩む「ふるさと」を支援できるようにすることでした。そのため、自分がかつて住んでいた地域や、災害復興に取り組む自治体など、支援を必要としている地域に直接寄附をして応援できる点が支持されています。

簡単な手続きで寄附できるから

ふるさと納税と聞くと、複雑そうなイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし、実はとても簡単な手続きで寄附ができます。ふるさと納税の寄附件数が年々増加しているのは、この手軽さも理由の一つなのです。

ふるさと納税の手続きに不安を感じる場合でも、以下の2点を確認すれば損をすることはないので、安心して利用できるでしょう。

  • 自分の控除上限額を確認し、その範囲内で寄附をする。
  • ワンストップ特例、または、確定申告を必ず行う。

詳しくは、この後で紹介していきます。

ふるさと納税のやり方

ふるさと納税は、手順に沿って手続きをすれば簡単に始められます。ふるさと納税のやり方をステップごとに紹介するので、まだ一度も寄附をしたことがない方は、今年こそ挑戦してみませんか。

  1. 控除上限額を調べる
  2. 自治体と返礼品を選んで寄附をする
  3. 返礼品を受け取る
  4. 寄附金控除の手続きをする

1. 控除上限額を調べる

ふるさと納税で寄附をすると、その金額のうち2,000円を超える金額が、住民税や所得税から控除されます。ただし控除額には上限があり、その金額は所得によって決まります。その上限のことを、控除上限額といいます。

多く寄附をしてしまわないよう、最初に必ず上限額を確認しておきましょう。控除上限額は、総務省のWebサイトで調べることができます。

※今後、控除上限額についての記事を制作したらそちらに誘導します。画像も入る予定です。

2. 自治体と返礼品を選んで寄附をする

次に、自治体と返礼品を選びます。寄附の申込は、各自治体のふるさと納税サイトや、楽天ふるさと納税などのふるさと納税ポータルサイトで行えます。

さのちょくの寄附申込画面

インターネット通販での買い物と同じように手続きができるので、とても簡単です。

3. 返礼品を受け取る

寄附の申込が完了すると、返礼品が自治体から届きます。返礼品によって、数日で届くものもあれば数ヶ月かかるものもあります。

生鮮品が旅行中に届いてしまったり、申し込んだ返礼品が必要な時期に間に合わなかったりして困ることのないよう、配送時期を確認してから手続きを進めましょう。返礼品の配送時期は、返礼品の紹介ページに表示されています。

4. 寄附金控除の手続きをする

住民税や所得税の控除を受けるためには、寄附金控除の手続きが必要です。手続きには、以下の2つの方法があります。

  • ワンストップ特例制度を利用する
  • 確定申告をする

それぞれの手続き方法は、こちらのページで紹介しています。どちらも締切日が決まっているので、必ず期限内に手続きを済ませておきましょう。

※今後、手続きについての記事を制作したらそちらに誘導します。画像も入る予定です。

ふるさと納税に関するQ&A

ふるさと納税に関して、よくある質問とその回答をまとめて紹介します。

Q:寄附金の支払い方法を教えてください。

寄附金の支払い方法は、自治体や返礼品によって異なります。クレジットカード決済、銀行振込、コンビニ決済、Pay-easy決済、電子マネー決済などが用意されている場合がありますので、寄附をするサイトでご確認ください。

泉佐野市ふるさと納税寄附サイト「さのちょく」では、クレジットカード決済が利用できます。

Q:同じ自治体に複数回寄附をしても良いですか。

ふるさと納税では、同じ自治体に複数回寄附をすることが可能です。ただし、一部の返礼品には上限回数が設けられている場合があるので、返礼品の紹介ページで確認してから申し込むと安心です。

Q:寄附先の自治体の数に制限はありますか。

ふるさと納税で寄附できる自治体数に、上限はありません。ただし、ワンストップ特例制度を利用する場合、1年間で寄附できる自治体は5つまでと決められていますので注意しましょう。

Q:ワンストップ特例と確定申告の両方を行ったら、どうなりますか。

確定申告を行うと、ワンストップ特例の申請は無効になります。ワンストップ特例で既に申請済みでも、確定申告をする場合は改めて入力が必要です。

まとめ

この記事では、ふるさと納税の仕組みとやり方を紹介しました。

  • ふるさと納税とは
  • ふるさと納税が人気の理由3つ
  • ふるさと納税のやり方

ふるさと納税は、初めてでも簡単に手続きができる仕組みになっています。

2つのポイントを確認すれば損をすることなく利用でき、有意義でお得な制度です。まだ一度も寄附をしたことがない方もぜひ今年は挑戦してみませんか。