12.22
ふるさと納税の駆け込みは可能?年末ギリギリの注意点とおすすめ返礼品
年末が近づき、
「今年分のふるさと納税がまだだった!」
「今からでも間に合う?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ふるさと納税の駆け込み寄附は可能ですが、損をしないために注意したいポイントもあります。
この記事では、ふるさと納税を駆け込みで行う場合の期限や注意点を整理して紹介します。駆け込みにおすすめの返礼品も紹介していますので、これから寄附を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ふるさと納税の駆け込みはいつまで可能?

ふるさと納税は、毎年1月1日から12月31日までの寄附が対象になります。
今年の分の寄附をしたい場合は、必要な手続きが12月31日までに完了していれば間に合います。
ふるさと納税の駆け込みでの失敗例と注意点
ふるさと納税を駆け込みで行う場合、手続きを間違えると損をしたり、申請が煩雑になったりすることがあります。以下のような失敗例もあるので、事前に注意点を確認しておきましょう。
支払いが遅れると翌年扱いになる
ふるさと納税の寄附は、申し込みだけでなく支払いまで完了している必要があります。駆け込みで寄附したつもりでも、必要な手続きが完了していないために翌年の寄附扱いになってしまうケースもあるので注意しましょう。
<駆け込み寄附の失敗例>
- 銀行振込の場合は、最終営業日までの入金が必要な自治体だった
- クレジットカードのトラブルで年内の決済ができなかった
駆け込みで寄附をする場合でも、できるだけ早く手続きを完了させておくと安心です。
ワンストップ特例の手続きが遅れると確定申告が必要
ワンストップ特例制度を使う場合は、翌年1月10日が締め切りです。遅れると確定申告が必要になるので、特に駆け込みで寄附をした場合は、遅れないよう早めに手続きを済ませましょう。なお、ワンストップ特例の申請方法には郵送とオンラインがあり、それぞれ締め切りの扱いが異なります。
- 郵送の場合:翌年1月10日必着
- オンラインの場合:翌年1月10日23:59までに手続き完了
ふるさと納税の申し込みや手続きの締め切りについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
ふるさと納税の駆け込みにおすすめの返礼品
ここからは、「今年のふるさと納税をまだ申し込んでいなかった!」「でももう時間がない!」という方におすすめの2つのタイプの返礼品を紹介します。
- 食料品や日用品の定期便
- あとから選べるポイント型返礼品
食料品や日用品の定期便
定期便とは、一度申し込んでおくと、毎月や隔月などの頻度で返礼品が少しずつ届く仕組みです。
たとえば、以下のような定期便があります。
ドリップコーヒー25袋が毎月届く
豚肉切り落とし 1.5kgが毎月届く
野菜の詰め合わせが毎月届く
まとめて届く返礼品と違って少しずつ届くため、一度に大量に届いて冷凍庫がいっぱいになってしまうこともありません。肉や魚、野菜といった定番品が毎月届けば家計の助けにもなるため、人気があります。
あとから選べるポイント型返礼品

あとから選べるポイント型返礼品とは、先に寄附を行い、あとから品物を選べるタイプの返礼品です。一般的なふるさと納税と異なり、寄附時にはポイントなどを受け取り、好きなときにポイントと品物を交換できる仕組みです。
欲しいものが決まっていない方や、タイミングをずらして受け取りたい方、寄附先の自治体を一箇所にまとめたい方などに特におすすめです。
あとから選べるポイント型返礼品の利用の流れ
あとから選べるポイント型返礼品は、以下のような流れで利用します。※返礼品によって流れが異なる場合があります。
- ふるさと納税サイトで寄附をする。
- ポイントのURLや返礼品との交換方法などが記載されたメールを受け取る。
- カタログやリストの中から返礼品を選び、申し込む。
- 返礼品を受け取る。
あとから選べるポイント型返礼品の種類
あとから選べるタイプの返礼品は、複数の自治体から提供されています。それぞれ少しずつ仕組みが異なりますので、ここでは主な3つのタイプを紹介します。
| 仕組み | 具体的な内容 |
|---|---|
| ポイント制 | 自治体独自のポイントが付与される。カタログやリストの中から品物を選び、ポイントを使用して申し込む。ポイントは、分割や合算などが可能。 |
| クーポンコード形式 | トラベルクーポンなどのクーポンコードが発行される。旅行の申込時にクーポンコードを入力して使用する。 |
| カタログギフト形式 | Webカタログの中から品物を一つ選んで申し込む。 |
あとから選べるポイント型返礼品の有効期限
あとから選べるポイント型返礼品の有効期限は自治体によって異なり、短いものでは約3か月、長いものでは1年から3年程度に設定されていることが多いです。
また、寄附後に自治体独自のポイントに交換することで、有効期限なしで返礼品を選べるようにしている自治体もあります。
有効期限は、ふるさと納税の申し込み画面や返礼品の紹介ページに書かれていますので、事前に確認しておきましょう。
あとから選べる返礼品が駆け込みで選ばれる理由

前の章で紹介した返礼品の中でも、特に駆け込みで選ばれているのが、あとから選べる返礼品です。このタイプの返礼品は、なぜ人気が高いのでしょうか。ここでは、主な2つの理由を紹介します。
- 返礼品を好きなタイミングで選べるから
- ポイントを貯めておける自治体もあるから
返礼品を好きなタイミングで選べるから
あとから選べる返礼品の場合、寄附の時点で返礼品を決める必要がありません。寄附を先に済ませておき、後日カタログの中から品物を選ぶ方式のため、年末に「今年の分の寄附をしたいが、欲しい品物がない」といった場合にもよく利用されています。
ポイントを貯めておける自治体もあるから
ポイントを複数年にわたって貯めておき、欲しいものが見つかったときに使用できる仕組みを採用している自治体もあります。この仕組みを上手に活用すれば、1年分では寄附が難しい高額な返礼品を、数年分のポイントを使って申し込むことも可能です。
あとから選べるおすすめの返礼品例(ポイント型・旅行クーポン型)
ここからは、あとから選べる返礼品の事例として、2つの返礼品を紹介します。
大阪府泉佐野市「あとから選べる 泉佐野ふるさとギフト」
楽天ふるさと納税やふるなびなどで申し込める「あとから選べる 泉佐野ふるさとギフト」を紹介します。
あとから選べる 泉佐野ふるさとギフトの仕組み
あとから選べる 泉佐野ふるさとギフトは、自治体独自のポイントを利用した返礼品です。
寄附をするとギフトコードが発行されるので、それを泉佐野市独自のポイント「さのちょくポイント」に交換します。さのちょくポイントは、専用のカタログに掲載された返礼品との交換に利用できます。

あとから選べる 泉佐野ふるさとギフトの寄附方法・手順
あとから選べる 泉佐野ふるさとギフトは、楽天ふるさと納税やふるなびなどのポータルサイトから申し込めます。利用手順は、以下の通りです。
- ふるさと納税ポータルサイトで「あとから選べる 泉佐野ふるさとギフト」を選び、寄附を申し込む。

- 寄附完了後、ギフトコードをメールで受け取る。
- 泉佐野市の専用サイト「さのちょく」のマイページにログインし、ギフトコードを入力してさのちょくポイントに交換する。
- カタログで返礼品を選び、さのちょくポイントを使って申し込む。
あとから選べる 泉佐野ふるさとギフトの魅力
あとから選べる 泉佐野ふるさとギフトは、特に次の点が支持されており、多くの人に活用されています。
- 寄附金額を柔軟に選べる
- さのちょくポイントに有効期限がない
- さのちょくポイントは分割・合算可能
- 4,000点以上の返礼品から選べる
- 自分用だけでなくギフトとしても利用できる
寄附金額を柔軟に選べる(1,000円から300万円まで)
あとから選べる 泉佐野ふるさとギフトは、寄附金額が1,000円から300万円まで幅広く設定されています。
少額で調整したい場合にも、上限額いっぱいまでまとめて寄附したい場合にも対応できるので、誰でも活用できるのが魅力です。年末の駆け込みにピッタリの返礼品です。
さのちょくポイントに有効期限がない
あとから選べる 泉佐野ふるさとギフトの有効期間は発行日から1年間ですが、さのちょくポイントには有効期限がありません。期間内にさのちょくポイントに交換すれば、いつでも使用できるようになります。
さのちょくポイントは分割・合算可能
さのちょくポイントは、分割して使うことも、複数回の寄附分を合算して使うことができます。たとえば、一部のポイントだけを先に使い、残りは後日あらためて使うといった使い方も可能です。
また、翌年以降に獲得したポイントと合算して利用することもできるため、返礼品選びを急ぐ必要がないのが魅力です。
4,000点以上の返礼品から選べる
さのちょくポイントは、4,000点以上の返礼品の中から好きなものと交換できるポイントです。
返礼品には、食料品や日用品をはじめ、幅広いジャンルの品物が用意されているので、そのときに必要なものを必要な分だけ選んで申し込めます。
自分用だけでなくギフトとしても利用できる
さのちょくポイントと交換した返礼品は、指定した住所に配送してもらえます。送り先を指定すれば、ギフトとして利用できる点も魅力です。
大阪府泉佐野市【ゆっくり選べるツアーカタログ】旅行クーポン(30,000円分)
続いて、トラベルクーポンがもらえるWebカタログの返礼品を紹介します。
ゆっくり選べるツアーカタログの仕組み
ゆっくり選べるツアーカタログは、クーポンコードを利用したトラベル関連のカタログ返礼品です。
寄附をすると、カタログとクーポンコードが発行されるので、そのコードを使って宿泊施設などの申し込みをします。宿泊代金の一部にクーポンを充当し、不足分をクレジットカードで支払うことも可能です。
ゆっくり選べるツアーカタログの寄附方法・手順
ゆっくり選べるツアーカタログは、楽天ふるさと納税などのポータルサイトや、大阪府泉佐野市のふるさと納税サイト「さのちょく」から申し込めます。利用手順は、以下の通りです。
- ふるさと納税ポータルサイトやさのちょくで「ゆっくり選べるツアーカタログ」を選び、寄附を申し込む。
▶︎ さのちょく「ゆっくり選べるツアーカタログ」 - 寄附完了後、クーポンコードをメールで受け取る。
- メールに記載された方法でカタログを開き、クーポンコードを入力して希望の旅行プランを申し込む。
ゆっくり選べるツアーカタログの魅力
ゆっくり選べるツアーカタログには、次のような特徴があります。
- トラベルクーポンは発送日から2年間有効なので、好きなタイミングで使用できる。
- 対象の宿泊施設とあわせてUSJスタジオ・パスも手配できる。(ただし、USJスタジオ・パスにクーポンは使用できません。)
まとめ
この記事では、ふるさと納税の駆け込み寄附について解説しました。
- ふるさと納税の駆け込みはいつまで可能?
- ふるさと納税の駆け込みでの失敗例と注意点
- ふるさと納税の駆け込みにおすすめの返礼品
- あとから選べる返礼品が駆け込みで選ばれる理由
- あとから選べるおすすめの返礼品例(ポイント型・旅行クーポン型)
ふるさと納税の駆け込みは可能ですが、手続きの期限などに注意が必要です。欲しい品物を決めていなくてもすぐに申し込める返礼品もあるので、それらを活用して少しでも早めに寄附を済ませておきましょう。
まだ一度も寄附をしたことがない方も、ぜひ今年こそふるさと納税をしませんか。



